全般
  Blankey Jet City
  B'z
  椎名林檎
  岡村靖幸
   
  全般
  村上龍
   
   
   
   
   
  TOP Page
MUSIC

椎名林檎

女王あらわる

(1999.3 written)

椎名林檎
非常に印象に残るこの名前。まさかここまで僕の中に入り込んでくるとは思わなかった。MTV(現Vibe)で初めて聴いた「歌舞伎町の女王」。そのネーミングと独特の声がとても強烈だった。
そして待望のアルバム発売。あえて「ここでキスして」はアルバムを買うまでは購入しなかった。

久しぶりにブランキー以来の衝撃を受けた。オーバーな表現ではなく、マジで約10年ぶりの衝撃である。
自意識を隠す事を今だに美徳としているこの日本において、自意識をこれでもか!とばかりにぶちまけている。そして、一見非常にベタベタしている女の情念というものを日本的メロディーと不可解な文語表現を使い、オブラートに包みつつ、包まれた感情が爆発力を増しているというまさに怪物!的表現力。そして徹底的に計算し尽くされた歌とアレンジ。
正直なところ、宇多田ヒカルとどっちをBoom.SPにしようか迷っていた。が、アルバムの出来はどう考えても椎名林檎がよい。
ガンバレ!林檎!愛してるよ(笑)


ALBUM「勝訴ストリップ」

(2000.4.23 written)

正直、全曲レビューは出来ない。それ程聴いてない。
いやね、予想はしていたけど、これ程までも飛び道具だらけとは思いませんでした。シングル以外はほぼ全編飛び道具やん!!まるでネプチューンの堀内状態(?)

現状では「浴室」は絶品だと思う。ベースラインは最高だし、林檎アレンジも効いてるし、何よりもメロディが美しい。非常によろしいです。

決して駄作じゃない、どころか死ぬほどレベル高いけど、何かしっくり来ない。何か痛いんだよね、すごく。

これがもしかするとコアでないファンに対する椎名林檎独特の抵抗なのだろうか?
メロディを叩き壊して、それでも壊れない強いメロディと声。その存在感の凄さが椎名林檎自身、重荷になっているのかもしれない。いや、重荷なんだろう。

Rockin'on Japanのインタビューで言ってた「椎名林檎を辞める」という言葉。このアルバムを聴く限りでは戯言とは思えない。そこで曲の純度が高まるのか、濁るのか、いずれにせよ次のアルバムが勝負だと思う。

彼女の周囲は徹底的にマスコミに対して防御体制を進めるべきである。彼女のような人間に日本という国の芸能界で暮らすのは酷であると思う。もし守れないのであれば、守ってもらえないのであれば、椎名林檎は芸能界を去る方がいいと思う。彼女の才能は今の日本では非常に特異なものであり、その才能を真っ当に受け入れられる程、この国は成長していない。

cover

「罪と罰」

(2000.3.19 written)

衝撃作。ギターがベンジーってだけで俺なんかぶっ飛んじゃったけど、そのギターが凄まじい。更にそのギターに負けない椎名林檎の存在感ってのにも驚いた。ベンジーのギターを声でねじ伏せてる。ばけもん。

個人的には「17」みたいなのも好き、すごくシンプルで椎名林檎っぽいと思う。

でも、少し無理が見えてきたような気がする。やたらと巻き舌。
ちょっと苦しいのかもしれない。
大丈夫か?椎名林檎。
今度のアルバムまでは大丈夫だと思うけど、後が続くのか心配。

cover

「ギブス」

(2000.3.19 written)

アルバム発売前のシングル、2枚同時発売。

スローなんだけど、バラードなんだろうけど、ど〜聞いてもバラードっぽくない。

あなたはすぐに写真を撮りたがる
あたしは何時も其れを厭がるの
だって写真になっちゃえば あたしが古くなるじゃない

どうしてこの子はこういう言葉を、とても強い言葉を産み出せるのだろう。
でも、この言葉に、そしてこの音に、異常なまでの寒気と身震いを覚えてしまった。それはNirvanaの「In Utero」を聴いた時のような寒気と同質のものだったような気がする。

今、彼女はツアーをやりたくないと言ってるらしい。その気持ち、分からなくはない。
異常なまでの椎名林檎人気、いちばん望んでなかったのは私ではなく、椎名林檎自身だったのかもしれない。

cover

「本能」

(1999.10.30 written)

久々のシングル。ジャケットが最高。

相変わらず林檎ちゃんだなぁ・・・。リズムが最高にかっこいい。ギターはちょっとファンキーだし。
しっかしこの子は破天荒な歌を歌うなぁ・・・「約束は要らないわ、果たされない事など大嫌いなの〜」「もっと中迄入って〜、あたしの衝動を突き動かしてよ〜」だもんな。
ジャケットのナース服もかっこいいし、プロモをまだ見てないのが残念だけど・・・・

cover

ALBUM「無罪モラトリアム」 全曲レビュー

「正しい街」

あなたはどうしてこんなに人を傷付ける事を平気で言うんだろう?
それが本質を突いている場合が多いから手に負えないよ

可愛いひとなら捨てる程居るなんていうくせに
どうして未だに君の横には誰一人居ないのかな

でも君が間違ってる事もあるんだよ。

都会では冬の匂いも正しくない
百道浜も君も室見川もない

結局、君はこう思うんだ。

あの日飛び出した此の街と君が正しかったのにね

cover

「歌舞伎町の女王」

これがブレイクの原因になった。歌謡ロックの王道を行く名曲

女に成ったあたしが売るのは自分だけで
同情を欲した時に全てを失うだろう

でもね
女すらも売れない人はどうするんだ??

「丸ノ内サディスティック」

ベンジー
言うまでもなく浅井健一の事である。

そしたらベンジーが肺に映ってトリップ
そしたらベンジー、あたしをグレッチで殴って

それはいいとして・・・

青 噛んで熟って頂戴

という歌詞は本来は

青カンでイって頂戴

であるというのは周知の事実である?!

「幸福論」

椎名林檎の曲には時々「手」が出てくる。
恐らく彼女の恋愛対象として「手」があるのかもしれない。

かじかむ指の求めるものが見慣れたその手だったと知って
あたしは君のメロディーやその
哲学や言葉 全てを
守るためなら少し位する苦労もいとわないのです

これが本当の「愛」である事を彼女は知っているのだろう。

「茜さす 帰路照らされど・・・」

恋愛が始まったばかりの曲であろうか。又は叶わぬ恋をかなえようと必死になっている時の曲であろうか。
この時期が一番好きだという人は少ないであろう。

この二人には確かなものなど何も無い
偶には怖がらず明日を迎えてみたいのに

ほんの数分の出来事をこういう形で曲に出来るというのは凄いと思う。
美しい名曲。

「シドと白昼夢」

弱い。
人と言うのはなぜかくも弱いのであろうか。
そして、どうして人はここまで強くなれるのであろうか。

あなたの髪を切らなきゃ
真っ黒な其の眼があたしの眼に光を射てば呼吸が出来る

「積木遊び」

とにかく好きな曲!!
腰がグラインドしてしまう非常にファンキーなギターと素晴らしく無理矢理韻を踏ませている歌詞。絶品です。

嗚呼 やられたり やられたり ようやく
愛妻 某ジャクソン夫人

嗚呼 くやしけり くやしけり ようやく
友好 傍若孫婦人

「ここでキスして」

男なら一度でいいからこういう愛され方をされたい。
そして、男性諸君。女の子はこう思ってるんですよ。

行かないでね
どんな時もあたしの思想を見抜いてよ
あなたの長い睫毛も其の華奢で大きな手も全部大好きなの
何処にだってあなた程のひとなんて居ないよ
あなたしか見て無いのよ
今すぐに此処でキスして

好きな女の子にこう言われてご覧なさい。幸せですよ、マジで。

「警告」

あたしがあなたをこれ程求めていても、あなたは決してあたしの方を振り向いてくれない。
それならあたしも考えがあるわ。

上手く前に進めずに不器用に倒れるなら
起き上がる道具ひとつ 持たないで死んで行くわ

林檎の色っぽい声がこの曲でたくさんたくさん聴けます。
この子は本当に色っぽい声をしてるわぁ・・・

「モルヒネ」

きっとこれは「一人エッチ」の歌だろうと勝手に考えています。

あたしの脳のなかで麻薬物質は
とめどなくとめどなく排出されゆき
あたしはひたすら、だ液を吐き捨てる
密やかな密やかな行為に専念していました

これが一人エッチ以外の何ものだろうか?
とまあそれはどうでもいいとして・・・
これが椎名林檎の世界です、きっと。

Copyright(C) 1997-2003 Yoshiyuki -Dave- Nakao. All rights reserved.