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村上龍の小説には必ずキーワードがある。それは人それぞれ違うだろうし、恐らく人それぞれ感じ方が違うであろういくつかのキーワードを意図して置いているのだろうと思う。
この小説の私にとってのキーワードは
「表現というのは追い詰められた人間のする事だ」
この小説は幻のジャズバーを探すという事で物語が展開していく。その幻のジャズバーとは、ふとした時に現れる。
村上龍はあとがきでジャズについて、こう述べている。
ジャズは、優しい。
1997.6.1 追記
氏が時々使う、「ある作品を元に小説を書いていく」というもの。私は結構好きです。他には坂本龍一氏の見た夢を元に書いた短編集「モニカ」が非常に近い手法を用いたもの。
ベースとなっているものは当時、氏がハマっていた「JAZZ」。ジャズのスタンダードナンバーの歌詞を独自で翻訳し、それを元に小説を作り上げている。もちろん、一つ一つを短編として楽しむ事もできるし、全体を一つの小説として読む事も出来る。
個人的には表題にもなっている「恋はとても未知なもの」が好きです。訳の部分が特に好きで、何度も読んでいます。
You don't know, what love is.
この言葉に該当するであろう人は一度、これを読んでみてはどうでしょうか?
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